PPバンドはどうやって使えばいいの? 梱包機溶着編
ナカムラ
サギハラ
やっぱり梱包機が一番!
では、まず梱包機での溶着について教えてください。
梱包機での溶着とは、PPバンドを掛けるための機械=梱包機で、バンドの表面を溶かしてくっつけるという方法です。
百聞は一見にしかず。梱包機を使っている様子を見てください。
ここで使っているのが、自動梱包機です。ボタンを押すと全自動でバンドが掛けられる機械です。
こういう形の機械は、半自動梱包機。作業者が手でバンドを掴んで梱包物に巻き付けます。
自動梱包機も、半自動梱包機も、バンドをつなぐ方法は同じです。ヒーターでバンドの表面を溶かして、くっつけています。これを溶着と言います。
では、溶着したときにどのくらいの強度が出るのか、実験してみましょう。
バンドだと1900Nだったのに、溶着すると1400Nくらいになりました。結構弱くなっちゃうんですね。
そう、溶着したときの強度は、だいたいPPバンドの強度の7割〜8割くらいになります。大切なのは梱包機のヒーター温度。季節によっても条件が違ってくるから、調整して使うといつも高い強度を保てます。でも、15mm幅のバンドでも溶着強度が100kg重くらいあるから、最高の条件を目指さなくても十分強いですけどね。
PPバンドを使うなら、やっぱり梱包機で使うのが一番便利そうですね。
PPバンドは梱包機で使うのが一番便利。強度も強い!